更年期以降にかかりやすい病気としては、
◆婦人科系の病気
・子宮体がん
最近増加しているがんで更年期以降が多いようです。
不正出血などの症状が認められることが多いので、必ず医師と相談し検査を受けてください。
・子宮下垂・子宮脱
骨盤底を支える筋肉が緩むことによって起こる病気。
更年期以降に多くみられ、排尿や排便に支障をきたします。
◆循環器系の病気
・動脈硬化
閉経すると動脈硬化を抑制する卵胞ホルモンが減少するため、動脈硬化が起こりやすくなります。
進行すると狭心症や心筋梗塞などを引き起こすこともあります。
バランスの良い食事や適度な運動が予防につながります。
◆整形外科の病気
・骨粗しょう症
骨粗しょう症は骨がもろくなり、骨折などを引き起こす病気です。
卵胞ホルモンには骨吸収を防ぐ働きがあるため、更年期を過ぎると特に起こりやすくなります。カルシウムやビタミンDなど骨を強くする栄養素を積極的に摂り、適度な運動をするようにしましょう。
その他にも乳がん、卵巣がん、卵巣膿腫、子宮筋腫、心筋梗塞、狭心症、高脂血症、高血圧症、バセドウ氏病、膀胱炎、糖尿病、萎縮性膣炎(老人性膣炎)、などがあげられます。
女性ホルモンの減少により、更年期以前よりも病気にかかりやすくなりますから、定期的に健康診断などを受けた方がいいかもしれません。
ちょっとでも不調を感じたら、面倒がらずに病院で検査するようにしてください。
更年期以降は、基礎代謝が落ちますから、今まで以上に太りやすくなります。
太ることでかかりやすくなる病気も多いので、規則正しく健康的な食生活や適度な運動を心がけましょう。
更年期には、肩こりや腰痛がひどくなることもありますし、動悸や息切れ、胸部不快感などの症状がでることもあるようです。
のぼせや冷えが同時に起こったり、めまいや耳鳴り、不眠、頭痛など、様々な不快感が起こることもあるので、更年期による体の不調なのか、病気によるものなのか、判断がつきにくいかもしれません。
不快な症状が、頻度が高かったり、長引くようなら、病院に行った方がいいでしょう。
漢方薬や鍼灸治療、サプリメントなども上手に取り入れると、不快な症状を緩和できるかもしれません。
更年期の前と後では、女性の体の状態は大きく変わります。
無理をせずに、体をいたわるようにしてください。